第100回午前問題108

次の文を読み106~108の問いに答えよ。
Aさん(73歳、女性)は、動悸の精密検査の目的で入院した。心電図や血液検査などで異常所見はなかったが、Aさんは全身倦怠感、食欲不振、腰痛、便秘などを訴え続け、薬物療法を行っているが症状は改善していないという。日中はぼんやりと過ごしており「心臓がドキドキして、ハッと朝早く目が覚め、死ぬんじゃないかと思い、その後眠れなくなる」と言う。

Aさんは午前0時ころ覚醒し、ベッドサイドでため息をついている。看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。

  1. 就寝時間を遅くするように言う。
  2. 眠れなくても横になっているよう話す。
  3. 医師に確認して睡眠導入薬の服用を促す。
  4. ベッドを離れるよう誘い、しばらく話をする。

正解 4

  1. 就寝時間を遅くするように言う。
    • 昼夜逆転する可能性があり不適切である。
  2. 眠れなくても横になっているよう話す。
    • ため息をついて悩んでいる患者を放っておく対応は不適切である。
  3. 医師に確認して睡眠導入薬の服用を促す。
    • 睡眠導入薬の服用は最終的な手段である。
  4. ベッドを離れるよう誘い、しばらく話をする。
    • 患者の悩みを傾聴し、状態を把握する。
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