第100回午後問題49
Aさん(86歳、男性)は自宅で療養しており、84歳の妻が介護している。Aさんは寝たきりで、尿失禁のためオムツを使用している。Aさんの排尿量が多く、何度も布団を汚して困ると妻から相談があった。Aさんの妻の介護負担を考慮した訪問看護師の対応で適切なのはどれか。
- 水分の摂取量を減らすように話す。
- 膀胱留置カテーテルの使用を提案する。
- ポータブルトイレに定期的に座るよう勧める。
- オムツに尿取りパッドを追加するように指導する。
正解 4
- 水分の摂取量を減らすように話す。
- 高齢者の水分制限は脱水症を招く恐れがあり、必要がある場合以外行わない。
- 膀胱留置カテーテルの使用を提案する。
- 自力で排尿できており必要ない。膀胱留置カテーテルの使用はできるだけ避け、安易には行わない。
- ポータブルトイレに定期的に座るよう勧める。
- Aさんは寝たきりで、妻は84歳と高齢であり、ポータブルトイレに定期的に座らせることは困難である。
- オムツに尿取りパッドを追加するように指導する。
- 排尿量が多いので、オムツに尿取りパッドを追加する。