第100回午後問題54
Aさん(48歳、女性)は、子宮頸癌の手術を受けた。その後、リンパ節再発と腰椎への転移が発見され、放射線治療を受けた。現在は外来で抗癌化学療法を受けている。癌性疼痛に対しては、硫酸モルヒネ徐放錠を内服している。Aさんへの外来看護師の対応で適切なのはどれか。
- 「吐き気がしても我慢してください」
- 「毎日、1時間のウォーキングをしましょう」
- 「家族に症状を訴えても心配をかけるだけです」
- 「便秘で痛みが強くなるようなら、緩下剤で調節してください」
正解 4
- 「吐き気がしても我慢してください」
- 嘔気や嘔吐がある場合は、制吐剤を使用する。
- 「毎日、1時間のウォーキングをしましょう」
- 腰椎への転移があり、1時間のウォーキングは負担が大きいため適切ではない。
- 「家族に症状を訴えても心配をかけるだけです」
- 症状や気持ちは、一人で抱え込まずに打ち明けるようにする。
- 「便秘で痛みが強くなるようなら、緩下剤で調節してください」
- 副作用として便秘が出現するので、適宜緩下剤を使用する。