第100回午後問題60
髄液検査のための腰椎穿刺を受ける患者への対応で適切なのはどれか。
- 穿刺時の患者の体位は背すじを伸ばした側臥位にする。
- 穿刺時は患者に上肢のしびれがないかを尋ねる。
- 検査後は患者の頭痛や吐き気に注意する。
- 検査後30分が過ぎたら自由に動いてよいと話す。
正解 3
- 穿刺時の患者の体位は背すじを伸ばした側臥位にする。
- 腰椎穿刺時の体位は、両膝を曲げて両手で抱え、背すじを丸めた側臥位にする。
- 穿刺時は患者に上肢のしびれがないかを尋ねる。
- 穿刺時は下肢のしびれの有無を確認する。
- 検査後は患者の頭痛や吐き気に注意する。
- 脳脊髄液を採取することにより、脳脊髄圧が低下し、頭痛や吐き気が出現する。できるだけ髄圧を変動させないよう、枕をせずに水平仰臥位にする。
- 検査後30分が過ぎたら自由に動いてよいと話す。
- 検査後2~3時間は、枕をせずに水平仰臥位で安静を保つ。