第100回午後問題108
次の文を読み106~108の問いに答えよ。
Aくん(12歳、男子)は、5歳で気管支喘息と診断され、抗アレルギー薬の服用と副腎皮質ステロイドの吸入をしている。アレルゲンはハウスダストである。Aくんは小学3年生までは、年に数回の中発作を起こし入院治療をしていた。その後は、月に1回の外来通院で症状はコントロールされ、入院することはなかった。小学6年生の冬に学校で中発作を起こし、学校に迎えに来た母親とともに救急外来を受診した。
Aくんの帰宅に際しての看護師の対応で最も適切なのはどれか。
- 毎日の食事内容を記録するように伝える。
- 治療の経過を学校に報告しておくと伝える。
- 発作が学校で起こった要因について話し合う。
- 薬を飲み忘れないよう母親に管理してもらうことを勧める。
正解 3
- 毎日の食事内容を記録するように伝える。
- アレルゲンはハウスダストであり、食事内容を記録する必要性は高くない。
- 治療の経過を学校に報告しておくと伝える。
- 個人情報を病院側から学校に伝えることは不適切である。
- 発作が学校で起こった要因について話し合う。
- ここ数年症状がコントロールできていたにもかかわらず今回発作が起こったことについて、その要因を話し合い、再発防止に努める。
- 薬を飲み忘れないよう母親に管理してもらうことを勧める。
- 小学6年生であり、服薬管理は自分自身で行える。