第100回午前問題56

血液透析の導入期の看護で適切なのはどれか。

  1. 飲水は制限しない。
  2. 不均衡症候群に注意する。
  3. 透析実施中の歩行を促す。
  4. 血圧はシャント肢で測定する。

正解 2

  1. 飲水は制限しない。
    • 尿の排泄量が十分ではないため、水分の摂取を制限しなければならない。
  2. 不均衡症候群に注意する。
    • 血液透析の導入期では、頭痛、嘔気、嘔吐、倦怠感、痙攣、血圧変動などが生じる不均衡症候群が起こりやすい。髄液と血液の浸透圧の不均衡が原因であると考えられている。
  3. 透析実施中の歩行を促す。
    • 透析実施中はベッド上安静である。
  4. 血圧はシャント肢で測定する。
    • 圧迫によるシャントの閉塞を防ぐため、シャント肢での血圧測定は行わない。
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