第100回午前問題56
血液透析の導入期の看護で適切なのはどれか。
- 飲水は制限しない。
- 不均衡症候群に注意する。
- 透析実施中の歩行を促す。
- 血圧はシャント肢で測定する。
正解 2
- 飲水は制限しない。
- 尿の排泄量が十分ではないため、水分の摂取を制限しなければならない。
- 不均衡症候群に注意する。
- 血液透析の導入期では、頭痛、嘔気、嘔吐、倦怠感、痙攣、血圧変動などが生じる不均衡症候群が起こりやすい。髄液と血液の浸透圧の不均衡が原因であると考えられている。
- 透析実施中の歩行を促す。
- 透析実施中はベッド上安静である。
- 血圧はシャント肢で測定する。
- 圧迫によるシャントの閉塞を防ぐため、シャント肢での血圧測定は行わない。