第100回午前問題81

感染予防のために、献血された血液のスクリーニング検査の対象となる疾患はどれか。

  1. 麻疹
  2. 結核
  3. C型肝炎
  4. 伝染性単核球症
  5. クラミジア感染症

正解 3

  1. 麻疹
    • 麻疹ウイルスによる感染症で、空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染によって感染する。献血時の血液スクリーニング検査の対象ではない。
  2. 結核
    • 結核菌による感染症で、主に空気感染(飛沫核感染)によって感染する。献血時の血液スクリーニング検査の対象ではない。
  3. C型肝炎
    • C型肝炎ウイルス (HCV) による感染症で、血液を介して感染する。かつて輸血による感染が多かったため、現在では献血時に血液スクリーニング検査が行われる。その他、B型肝炎ウイルス、HIV(エイズウイルス)、HTLV-1、ヒトパルボウイルスB19、梅毒が献血時血液スクリーニング検査の対象である。
  4. 伝染性単核球症
    • エプスタイン・バー・ウイルス(EBV)による感染症で、経口感染によって感染し、キス病とも呼ばれる。献血時の血液スクリーニング検査の対象ではない。
  5. クラミジア感染症
    • クラミジア・トラコマチスによる感染症。粘膜感染し、性感染症に含まれる。献血時の血液スクリーニング検査の対象ではない。
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