第101回午後問題5
フィンクの危機モデルの第1段階はどれか。
- 承認
- 適応
- 衝撃
- 防衛的退行
正解 3
- 承認
- 第3段階である。現実に直面し、怒りや悲しみ、抑うつ状態、また、衝撃の時期同様に無力感や激しい不安、混乱を示すが、現実から逃げても真の満足は得られないことを悟り、徐々に現実を受け入れられるようになっていく。
- 適応
- 第4段階である。現実を認め、建設的な方法で、積極的に状況に対処する。自分の持つ資源や能力を探求・活用して、新しい満足感が得られるよう試みる。
- 衝撃
- 第1段階である。無力感や強い不安を感じ、パニック状態に陥る。思考が混乱し、事態を十分に理解・把握できなくなるため、状況に適切に対処することができなくなる。
- 防衛的退行
- 第2段階である。現実からの逃避や否認、退行などの防衛機制が働き、現実から目を背ける。非現実的な幸福感を示し、それを崩そうとする人や物を脅威に感じ、敵意を向ける。