第101回午後問題6
胎生期から10歳までの血清免疫グロブリン濃度の年齢による変動を図に示す。①が示しているのはどれか。
IgA
IgD
IgG
IgM
正解 3
IgA
IgD
IgG
IgGは胎盤通過性があり、出生時では母体からの受動免疫を保持している。なおかつ微量ながら自身の産生もあるため、出生時は成人と同レベルまたはそれを超えるレベルである。時間とともに受動免疫は低下し、産生能力も不十分であるため、生後3~6か月頃に最低値となる。その後、産生組織の発達に伴い、1歳ではIgGレベルは成人の平均値の約60%に達し、10歳頃までには成人レベルに達する。
IgM
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