第101回午後問題37
日本国内から排除されておらず、ワクチンの2回接種を推進している感染症はどれか。
- 麻疹
- 破傷風
- ジフテリア
- 急性灰白髄炎
正解 1
- 麻疹
- 麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)による、第1期(生後12~24か月)、第2期(小学校就学前1年間)の2回接種である。
- 破傷風
- 2012年11月より従来の三種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風混合ワクチン)に不活化ポリオワクチンを混合した四種混合ワクチンが導入されている。三種混合ワクチンまたは四種混合ワクチンは、初回接種3回(生後3か月から12か月に20日から56日までの間隔を空けて3回)と追加接種1回(初回接種より12か月から18か月後に1回)である。第2期(11歳から13歳)に二種混合ワクチン(DTワクチン)を1回接種する。
- ジフテリア
- 急性灰白髄炎
- 2012年9月より、従来の生ポリオワクチン経口投与から、不活化ポリオワクチン(皮下注射)に切り替わっている。不活化ポリオワクチンの標準的接種は、初回接種3回(生後3か月から12か月に20日から56日までの間隔を空けて3回)と追加接種1回(初回接種より12か月から18か月後に1回)である。尚、日本国内では1980年以降、野生株によるポリオ感染は発生していない。