第101回午後問題55
総胆管結石による閉塞性黄疸と胆管炎とを発症した患者に、内視鏡的経鼻胆道ドレナージ術を行った。ドレナージ術は問題なく終了し、術後24時間の経過は良好である。正しいのはどれか。
- 抗菌薬の投与は必要ない。
- 血清ビリルビン値が低下する。
- 尿の色が黄色から褐色に変化する。
- ドレナージチューブをクランプする。
正解 2
- 抗菌薬の投与は必要ない。
- 一時的なドレナージであり、抗菌薬の投与は必要である。
- 血清ビリルビン値が低下する。
- 内視鏡的経鼻胆道ドレナージ術は、総胆管結石による閉塞性黄疸や胆管炎の治療として行われる。ドレナージによって、胆汁が排泄されるので血清ビリルビン値は低下する。
- 尿の色が黄色から褐色に変化する。
- 血清ビリルビン値の低下によって、尿の色は褐色から黄色に変化する。
- ドレナージチューブをクランプする。
- ドレナージチューブはクランプしない。