第101回午後問題56
関節リウマチについて正しいのはどれか。
- 有病率に男女差はない
- 介護保険法で定める特定疾病に含まれる。
- 疾患の活動性は罹病期間が長いほど高い。
- リウマトイド因子は関節リウマチに特異的である。
正解 2
- 有病率に男女差はない
- 関節リウマチは、30~50歳代の女性に好発する。
- 介護保険法で定める特定疾病に含まれる。
- 関節リウマチは、特定疾病に含まれる。
- 疾患の活動性は罹病期間が長いほど高い。
- 関節リウマチの進行経過には個人差がある。単周期型(発症後数週間~数年間の活動期の後に軽快し、寛解後ほとんど再発がみられない)、多周期寛解型(寛解と憎悪を繰り返し、症状に波はあるが徐々に安定する)、多周期憎悪型(寛解と憎悪を繰り返し、長時間かけて徐々に進行していく)、進行型(発症後、急速に炎症が進行していく)に分類される。
- リウマトイド因子は関節リウマチに特異的である。
- リウマトイド因子は、自己抗体の一つで、関節リウマチ患者の約8割に認められる。ただし、全身性エリテマトーデスや強皮症、慢性肝疾患、慢性感染症などでも認められるため、疾患特異性は低い。