第101回午前問題32
急性心筋梗塞において上昇のピークが最も早いのはどれか。
- AST(GOT)
- ALT(GPT)
- LD(LDH)
- CK(CPK)
正解 4
- AST(GOT)
- AST(アスパラギン酸アミノ基転移酵素)は通常、心筋梗塞発症後6~8時間後から上昇し、24~48時間で最高値に達する。主に肝疾患のマーカーとして機能する。
- ALT(GPT)
- ALT(アラニントランスアミナーゼ)は、主に肝疾患のマーカーとして用いられる。
- LD(LDH)
- LD(乳酸脱水素酵素)は通常、心筋梗塞発症後12~24時間後から上昇し、2~4日で最高値に達する。肝疾患のマーカーとしても機能する。
- CK(CPK)
- CK(クレアチンキナーゼ)は、心筋や骨格筋が障害を受けた際に上昇するマーカーである。通常、心筋梗塞発症後2~4時間後から上昇し、18~24時間で最高値に達する。