第101回午前問題34

日本の保健医療福祉について正しいのはどれか。

  1. 憲法による生存権の保障が基本理念である。
  2. ノーマライゼーションは疫学的理念である。
  3. 保健医療福祉行政の事業内容は全国一律である。
  4. 医療費の財源では国庫負担の占める割合が最も高い。

正解 1

  1. 憲法による生存権の保障が基本理念である。
    • 憲法25条の「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利(生存権)」が基本理念である。
  2. ノーマライゼーションは疫学的理念である。
    • ノーマライゼーションとは、「障害者や高齢者を特別視せず、可能な限り通常の市民生活を送ることができるようにする」という考え方であり、福祉の基本理念の一つである。疫学的理念ではない。
  3. 保健医療福祉行政の事業内容は全国一律である。
    • 保健医療福祉行政の事業内容は全国一律ではなく、地域によって異なる。
  4. 医療費の財源では国庫負担の占める割合が最も高い。
    • 平成22年度の国民医療費の概況によると、国民医療費の財源で最も高いのは被保険者負担(28.3%)で、次いで国庫負担(25.9%)である。
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