第101回午前問題47
Aさん(80歳、男性)は、 1人暮らしで以前から軽度の物忘れがある。かかりつけ医から「Aさんは便秘がちで改善しない状況が続いている。訪問してケアして欲しい」と訪問看護の依頼があった。訪問看護師が訪問したところ、腹部に便塊を触知し、腸蠕動音は微弱であった。訪問看護師の対応で優先度が高いのはどれか。
- 腹部の温罨法を実施する。
- 市販の緩下薬の服用を勧める。
- 排便チェック表の記入を指導する。
- ホームヘルパーに食事の準備を依頼する。
正解 1
- 腹部の温罨法を実施する。
- 腹部に便塊を触知し、腸蠕動音が微弱であることから、弛緩性便秘が考えられる。腹部の温罨法は、腸蠕動運動を促進させるので便秘の改善に有効であり、対応としての優先度は高い。
- 市販の緩下薬の服用を勧める。
- 排便チェック表の記入を指導する。
- ホームヘルパーに食事の準備を依頼する。