第101回午前問題84
理解力に問題のない入院中の成人患者を対象にした看護研究を行うこととした。倫理的配慮で適切なのはどれか。2つ選べ。
- 研究参加の同意は後で撤回できることを患者に説明する。
- 患者が自室に不在の場合、研究参加の同意は家族から得る。
- 発表用のデータには患者の実名を記載する。
- 個人情報が含まれた研究の書類は、施錠できる場所に保管する。
- 研究が終了したとき、研究者の守秘義務は免除される。
正解 1,4
- 研究参加の同意は後で撤回できることを患者に説明する。
- 研究への参加は本人の自由であり、いつでも拒否する権利があることを説明する必要がある。
- 患者が自室に不在の場合、研究参加の同意は家族から得る。
- 患者は理解力に問題はなく、研究参加の同意は本人から得る必要がある。
- 発表用のデータには患者の実名を記載する。
- 個人情報を公表することは不適切である。
- 個人情報が含まれた研究の書類は、施錠できる場所に保管する。
- 個人情報は保護する必要があり、研究の書類は施錠できる場所に保管する。
- 研究が終了したとき、研究者の守秘義務は免除される。
- 研究終了後も守秘義務は免除されない。退職後も同様である。