第101回午前問題88
出生時にみられるのはどれか。2つ選べ。
- 把握反射
- 緊張性頸反射
- ホッピング反応
- パラシュート反射
- 視性立ち直り反射
正解 1,2
- 把握反射
- 手掌、足底を圧迫すると反射的に把握するものである。出生時からみられ、手掌把握反射は生後5~6か月頃、足底把握反射は生後9か月頃(独歩確立前)に消失する。
- 緊張性頸反射
- 仰臥位で寝かせて頭を横向きにすると、顔の向いている側の上下肢を伸展し、反対側を屈曲する。出生時からみられ、生後5~6か月頃までに消失する。
- ホッピング反応
- 立位で児の身体を前後左右に傾けると下肢を出して体重を支えようとする。出生時にはみられず、出現後は生涯にわたりみられる。
- パラシュート反射
- 児の両脇を支え、水平にして突然頭を下げると、上肢を前方に伸ばして身体を支えようとする反射である。生後8か月頃から生涯にわたりみられる。
- 視性立ち直り反射
- 児の身体を左右に傾けると頭を垂直にしようとする反射である。生後6か月頃からみられる。