第102回午後問題2

炭坑従事者に起こりやすい職業性疾患はどれか。

  1. 潜函病
  2. じん肺
  3. 中皮腫
  4. 白ろう病

正解 2

  1. 潜函病
    • 潜函病とは、潜函作業などで高圧環境下にいた者が、地上に戻って急激な圧低下にさらされた際に起こる減圧症である。
  2. じん肺
    • じん肺は、粉塵や微粒子を長期間吸引することによって起こり、炭坑、鉱山、トンネル掘削現場などの従事者に多い。
  3. 中皮腫
    • 中皮腫はアスベストの吸引によって起こる。
  4. 白ろう病
    • 白ろう病は、削岩機やチェーンソーなどの振動工具を長期間使用することによって起こる振動障害である。四肢末梢の血行障害によって、レイノー現象やしびれ、感覚鈍化などが生じる。
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