第102回午後問題11
血中濃度が上昇すると黄疸となるのはどれか。
- グルコース
- ビリルビン
- クレアチニン
- 総コレステロール
正解 2
- グルコース
- 血中のグルコース(ブドウ糖)の濃度を血糖値といい、糖尿病や甲状腺疾患、胃切除後のダンピング症候群などで高値を示す。
- ビリルビン
- 黄疸は、血中のビリルビンが増加し、皮膚、粘膜、その他の組織が黄染された状態である。肝内胆汁うっ滞性黄疸や閉塞性黄疸は、直接ビリルビンの増加によってみられる。溶血性黄疸や新生児黄疸、肝細胞性黄疸は、間接ビリルビンの増加によってみられる。
- クレアチニン
- クレアチニンは、血中に存在する老廃物の一種で、本来は尿中に排出される。そのため、クレアチニンの血中濃度は腎機能の指標として用いられる。
- 総コレステロール
- 血中に含まれるコレステロールの量で、脂質異常症の診断基準の一つである。