第102回午後問題50
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)について正しいのはどれか。
- パニック障害に対する効果はない。
- 抗コリン作用は三環系抗うつ薬よりも弱い。
- うつ状態が改善したら直ちに使用を中止する。
- 抗うつ効果の評価は投与開始後3日以内に行う。
正解 2
- パニック障害に対する効果はない。
- 抗うつ作用と抗不安作用を併せもっており、パニック障害にも適応する。
- 抗コリン作用は三環系抗うつ薬よりも弱い。
- 便秘、胃部不快感、口渇、排尿困難などの抗コリン作用は、三環系抗うつ薬よりも弱い。
- うつ状態が改善したら直ちに使用を中止する。
- 急に服薬を中止した場合、幻聴や頭痛、めまいなどの離脱症状が出現する可能性がある。
- 抗うつ効果の評価は投与開始後3日以内に行う。
- 効果発現には、1~2週間程度必要である。