第102回午後問題50

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)について正しいのはどれか。

  1. パニック障害に対する効果はない。
  2. 抗コリン作用は三環系抗うつ薬よりも弱い。
  3. うつ状態が改善したら直ちに使用を中止する。
  4. 抗うつ効果の評価は投与開始後3日以内に行う。

正解 2

  1. パニック障害に対する効果はない。
    • 抗うつ作用と抗不安作用を併せもっており、パニック障害にも適応する。
  2. 抗コリン作用は三環系抗うつ薬よりも弱い。
    • 便秘、胃部不快感、口渇、排尿困難などの抗コリン作用は、三環系抗うつ薬よりも弱い。
  3. うつ状態が改善したら直ちに使用を中止する。
    • 急に服薬を中止した場合、幻聴や頭痛、めまいなどの離脱症状が出現する可能性がある。
  4. 抗うつ効果の評価は投与開始後3日以内に行う。
    • 効果発現には、1~2週間程度必要である。
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