第102回午後問題57
Aさんは、要介護2で在宅療養をしている。仙骨部に2cm×3cmの水疱を形成した。この1週間、臥床していることが多くなり、食事摂取量も減ってきている。訪問看護師がAさんの家族に行う提案として適切なのはどれか。
- 体圧分散マットの使用
- 膀胱留置カテーテルの留置
- 夜間の2時間ごとの体位変換
- 訪問介護への褥瘡処置の依頼
正解 1
- 体圧分散マットの使用
- 褥瘡の発生・悪化を予防するために、褥瘡部位の体圧分散は有効である。
- 膀胱留置カテーテルの留置
- 自力排尿が可能な間は、カテーテルの留置はしない。膀胱留置カテーテルは最終的な選択であり、安易に留置しない。
- 夜間の2時間ごとの体位変換
- 本人、家族ともに充分な睡眠が必要であり、2時間ごとの体位変換は負担が大きい。
- 訪問介護への褥瘡処置の依頼
- 褥瘡処置は訪問介護の範囲外である。