第102回午後問題87
妊娠の成立について正しいのはどれか。2つ選べ。
- プロラクチンの急増によって排卵が促される。
- 排卵後、卵子が受精能を有するのは通常24時間である。
- 射精後、精子が受精能を有するのは通常80時間である。
- 着床は受精後7日前後である。
- 受精後、プロゲステロンの分泌がなくなる。
正解 2,4
- プロラクチンの急増によって排卵が促される。
- 黄体形成ホルモンの急激な放出(LHサージ)によって排卵が促される。
- 排卵後、卵子が受精能を有するのは通常24時間である。
- 一般的に卵子の受精可能時間は、排卵後24時間であると言われている。
- 射精後、精子が受精能を有するのは通常80時間である。
- 一般的に精子の受精可能時間は、射精後72時間であると言われている。
- 着床は受精後7日前後である。
- 受精卵は、卵割を行いながら卵管を移動し、受精後3~4日で子宮腔内に到達する。そして、受精後7日前後で子宮壁に着床する。
- 受精後、プロゲステロンの分泌がなくなる。
- 妊娠が成立した場合は、黄体からプロゲステロンとエストロゲンが分泌され続ける。妊娠が成立しなかった場合は、黄体は萎縮し、プロゲステロンとエストロゲンの分泌は急速に低下する。