第102回午前問題80

下肢の閉塞性動脈硬化症(ASO)の症状はどれか。

  1. 間欠性跛行
  2. 線維束性収縮
  3. 近位筋優位の萎縮
  4. 足背動脈の拍動の亢進
  5. 登攀性起立(Gowersガワーズ徴候)

正解 1

  1. 間欠性跛行
    • 間欠性跛行とは、歩行の持続などで下肢に負担をかけることによって、下肢に痛みやしびれを覚えるが、一時安静にすることで症状が軽減し、再び歩行可能となるものである。閉塞性動脈硬化症や腰部脊柱管狭窄症などでみられる。
  2. 線維束性収縮
    • 線維束性収縮は、筋萎縮性側索硬化症で多くみられる。
  3. 近位筋優位の萎縮
    • 近位筋優位の萎縮は、多発性筋炎や脊髄性筋萎縮症などでみられる。
  4. 足背動脈の拍動の亢進
    • 閉塞性動脈硬化症では、足背動脈の拍動は減弱もしくは消失する。
  5. 登攀性起立(Gowersガワーズ徴候)
    • 登攀性起立は、デュシェンヌ型筋ジストロフィーなどでみられる。
  • 前の問題へ
  • 問題一覧へ
  • 次の問題へ