第102回午前問題80
下肢の閉塞性動脈硬化症(ASO)の症状はどれか。
- 間欠性跛行
- 線維束性収縮
- 近位筋優位の萎縮
- 足背動脈の拍動の亢進
- 登攀性起立(Gowersガワーズ徴候)
正解 1
- 間欠性跛行
- 間欠性跛行とは、歩行の持続などで下肢に負担をかけることによって、下肢に痛みやしびれを覚えるが、一時安静にすることで症状が軽減し、再び歩行可能となるものである。閉塞性動脈硬化症や腰部脊柱管狭窄症などでみられる。
- 線維束性収縮
- 線維束性収縮は、筋萎縮性側索硬化症で多くみられる。
- 近位筋優位の萎縮
- 近位筋優位の萎縮は、多発性筋炎や脊髄性筋萎縮症などでみられる。
- 足背動脈の拍動の亢進
- 閉塞性動脈硬化症では、足背動脈の拍動は減弱もしくは消失する。
- 登攀性起立(Gowersガワーズ徴候)
- 登攀性起立は、デュシェンヌ型筋ジストロフィーなどでみられる。