第103回午前問題104
Aちゃん(1歳0か月、女児)は、つかまり立ちをしようとしてテーブルの上に手をかけたところ、熱い味噌汁の入ったお椀をひっくり返して前胸部と右前腕に熱傷を負ったため母親とともに救急外来を受診した。来院時、Aちゃんは、体温36.8℃、呼吸数36/分、心拍数120/分、血圧90/60mmHgであり、機嫌が悪く泣いている。
Aちゃんは、創部の処置と経過観察のため入院した。処置室で点滴静脈内注射と創部の処置を医師1人と看護師2人で行うことになった。看護師がAちゃんの母親に同席するよう促すと「かわいそうで見ていられるか不安です」と話した。母親のつらさを受け止めた後の対応で適切なのはどれか。
- 「Aちゃんがかわいそうですよ」
- 「Aちゃんはもっとつらいですよ」
- 「Aちゃんが頑張る姿を見届けるべきですよ」
- 「Aちゃんにとってお母さんが支えになりますよ」
正解 4
- 「Aちゃんがかわいそうですよ」
- 「Aちゃんはもっとつらいですよ」
- 「Aちゃんが頑張る姿を見届けるべきですよ」
- 「Aちゃんにとってお母さんが支えになりますよ」
- 母親が支えになることを伝え、母親の自責の念や無力感を軽減するよう支援する。