第103回午後問題54
高齢者の蛋白質・エネルギー低栄養状態(protein-energy malnutrition:PEM)について正しいのはどれか。
- 体脂肪の消耗はみられない。
- 要介護度が高いほどPEMの発症率は高い。
- PEMの発症率は心疾患によるものが最も高い。
- 栄養指標は血清アルブミン3.7g/dl以下である。
正解 2
- 体脂肪の消耗はみられない。
- PEMでは、体脂肪や筋肉の消耗がみられる。
- 要介護度が高いほどPEMの発症率は高い。
- 低栄養の発生頻度は身体状況の低下とともに増加する。低栄養状態はADLの低下を招き、それがさらなる低栄養状態につながる。
- PEMの発症率は心疾患によるものが最も高い。
- PEMの主な原因は、加齢による口腔機能や嚥下機能の低下、食欲不振などである。
- 栄養指標は血清アルブミン3.7g/dl以下である。
- 低蛋白状態の指標は、血清アルブミン3.5g/dl以下である。