第103回午後問題84

肝硬変でみられる検査所見はどれか。2つ選べ。

  1. 血小板増多
  2. 尿酸値上昇
  3. 血清アルブミン値低下
  4. 血中アンモニア値上昇
  5. プロトロンビン時間短縮

正解 3,4

  1. 血小板増多
    • 肝硬変では、脾臓の機能亢進やトロンボポエチンの産生低下によって血小板は減少する。
  2. 尿酸値上昇
    • 肝硬変では、肝機能低下によって尿素窒素が低値となる。
  3. 血清アルブミン値低下
    • 肝硬変では、アルブミン合成能が低下し、血清アルブミン値は低下する。
  4. 血中アンモニア値上昇
    • 肝硬変では、アンモニアを尿素に変換する機能が低下するため、血中アンモニア値は上昇する。
  5. プロトロンビン時間短縮
    • 肝硬変では、血液凝固因子の産生低下によってプロトロンビン時間が延長する。
  • 前の問題へ
  • 問題一覧へ
  • 次の問題へ