第103回午後問題103
次の文を読み103~105の問いに答えよ。
A君(8歳、男児)は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に病院を受診した。1か月前に扁桃炎に罹患した以外は既往歴に特記すべきことはない。扁桃炎は抗菌薬を内服し軽快した。血液検査の結果、 溶連菌感染後急性糸球体腎炎と診断されて入院した。入院時、A君は体温36.8℃、呼吸数20/分、脈拍は80/分、整で血圧132/80mmHgであった。
A君の入院時の看護計画で適切なのはどれか。
- 水分摂取を促す。
- 背部の冷罨法を行う。
- 1日3回の血圧測定を行う。
- 食事の持ち込みを許可する。
正解 3
- 水分摂取を促す。
- 浮腫がみられており、水分摂取は制限する。
- 背部の冷罨法を行う。
- 腎血流量を増やすため温罨法を行う。
- 1日3回の血圧測定を行う。
- 急性糸球体腎炎の症状に高血圧があるため、血圧測定を行うことは重要である。
- 食事の持ち込みを許可する。
- 塩分と蛋白質の制限が必要であり、食事の持ち込みは許可しない。