第103回午後問題114
次の文を読み112~114の問いに答えよ。
Aさん(40歳、男性)は、大学1年生のときに統合失調症を発症し、精神科病院に20年入院している。今回、退院して両親と同居することになった。入院中は定期的に作業療法に参加しており、日常生活は自立している。服薬は自己管理となっているが、時々飲み忘れることがある。
Aさんは受診時に「毎日父親に責められます。実家を出て生活してみたいです」と訴えた。Aさんに単身生活の経験はない。Aさんに勧める社会資源で最も適切なのはどれか。
- 自立訓練(生活訓練)
- 小規模多機能型居宅介護
- 短期入所(ショートステイ)
- 共同生活援助(グループホーム)
正解 1
- 自立訓練(生活訓練)
- 自立訓練(生活訓練)とは、知的障害者や精神障害者が地域生活へ移行するために、生活能力の維持・向上などの支援を行うものである。単身生活の経験がないAさんに適した社会資源である。
- 小規模多機能型居宅介護
- 短期入所(ショートステイ)
- 共同生活援助(グループホーム)