第103回午前問題54
広汎子宮全摘術後の性機能障害に対する看護で適切なのはどれか。
- 性生活に関する指導はパートナーにも行う。
- 性行為は手術後約2週間で再開できると説明する。
- 腟が乾燥している場合は、性行為を避けるよう説明する。
- 性に対する不安を患者が表出するまで、性の話題を避ける。
正解 1
- 性生活に関する指導はパートナーにも行う。
- 性生活にはパートナーの理解と協力が不可欠である。また、患者自身だけでなくパートナーも性生活に対する不安を抱える場合もある。正しく理解し、不安を軽減させるためにも、指導はパートナーにも行う。
- 性行為は手術後約2週間で再開できると説明する。
- 術後の回復にもよるが、性行為を再開できるのは術後約2か月ほどである。
- 腟が乾燥している場合は、性行為を避けるよう説明する。
- 膣の乾燥は潤滑ゼリーなどの使用で対処でき、性行為を避ける必要はない。
- 性に対する不安を患者が表出するまで、性の話題を避ける。
- 性に関しては羞恥心を伴い患者からは質問しづらいので、退院指導に入れておくとよい。