第103回午前問題56

Aさん(75歳、男性)は、1人で暮らしている。Aさんは、耳鳴が気になり耳鼻科を受診したところ、老人性難聴と診断された。Aさんは、医師から補聴器の使用を勧められたが「どうせ1人で誰とも話さないから必要ない。生活していて不便なことはない」と言う。Aさんへの説明として適切なのはどれか。

  1. 「難聴は治りますよ」
  2. 「文字盤を利用しましょう」
  3. 「一度補聴器を試してみましょう」
  4. 「聞こえないとますます孤立しますよ」

正解 3

  1. 「難聴は治りますよ」
    • 老人性難聴は、老化に伴う感音性難聴であり、不可逆的である。
  2. 「文字盤を利用しましょう」
    • 全く聞こえないわけではないので、文字盤を利用する必要はない。
  3. 「一度補聴器を試してみましょう」
    • 患者が少しでも前向きに考えられるよう、補聴器の使用を試すことを提案する。
  4. 「聞こえないとますます孤立しますよ」
    • 孤立するなどと言うのは不適切である。
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