第103回午前問題6

出生時からみられ、生後3ヶ月ころに消失する反射はどれか。

  1. 足踏み反射
  2. パラシュート反射
  3. Moro(モロー)反射
  4. Babinski(バビンスキー)反射

正解 3

  1. 足踏み反射
    • 足踏み反射とは、脇の下を支えて足底を床面につけると、下肢を交互に踏み出して歩行しているような動作を見せる反射で、自動歩行ともいう。生後1~2か月頃に消失する。
  2. パラシュート反射
    • パラシュート反射とは、上体が傾いたときなどに手を広げて上肢を伸ばし、身体を支えようとする反射である。生後7~9か月頃から出現し、一生消失しない。
  3. Moro(モロー)反射
    • モロー反射とは、頭部を持ち上げて急に落とす動作をした際に、上肢を広げて抱きつくような動きを見せる反射である。大きな音などでも誘発される。生後3~4か月頃に消失する。
  4. Babinski(バビンスキー)反射
    • バビンスキー反射とは、足底外縁をこすると、母指が背屈し、他の四指が扇状に開く反射である。生後1~2歳頃に消失する。
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