第103回午前問題64
妊娠期の不快症状と予防の組合せで適切なのはどれか。
- 下肢のけいれん ――― 葉酸の摂取
- つわり ――― においの強い食事の摂取
- 便 秘 ――― 緩下薬の服用
- 腰痛 ――― 硬めのマットレス使用
正解 4
- 下肢のけいれん ――― 葉酸の摂取
- 下肢のけいれんは、疲労や血液循環の悪化、カルシウム不足などによって起こる。下肢のマッサージやカルシウムの摂取をするとよい。
- つわり ――― においの強い食事の摂取
- においの強い食事はつわりを誘発するので避ける。また、起床時や空腹時に起こりやすいため、食べたいものをこまめに少量ずつ摂取し、空腹を避けるようにする。
- 便 秘 ――― 緩下薬の服用
- プロゲステロンの影響や増大した子宮による腸管圧迫などによって便秘が起こりやすくなる。予防には食物繊維の摂取や適度な運動が効果的である。
- 腰痛 ――― 硬めのマットレス使用
- 妊娠中は重心の前方移動やホルモン分泌による骨盤の緩みによって腰痛が起こりやすくなる。ローヒールの靴、骨盤ベルトの着用、硬めの寝具の使用などが予防に適切である。