第104回午後問題3

食中毒の原因となるのはどれか。

  1. セラチア
  2. カンジダ
  3. サルモネラ
  4. クラミジア

正解 3

  1. セラチア
    • セラチアは、土壌や水中などに分布するグラム陰性桿菌である。院内感染の原因菌の一種であり、主に接触感染である。免疫力の低下した患者が感染した場合、肺炎や敗血症、尿路感染症などを起こすことがある。
  2. カンジダ
    • カンジダは、口腔や膣などに常在する真菌であるが、免疫力の低下した患者に対しては日和見感染症の原因となる。
  3. サルモネラ
    • サルモネラは主に牛や豚などの哺乳類、鳥類、爬虫類の腸管に生息しているグラム陰性桿菌である。生や加熱不足の鶏卵、鶏肉、牛肉、豚肉などを介して食中毒を引き起こす。
  4. クラミジア
    • クラミジアは、生体細胞内でのみ増殖する細菌の一種で、結膜炎(トラコーマ)や性器クラミジア感染症、クラミジア肺炎、気管支炎などの原因となる。主に性行為による感染である。
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