第104回午後問題13
低体温が起こるのはどれか。
- 尿崩症
- 褐色細胞腫
- 甲状腺機能低下症
- Cushing(クッシング)症候群
正解 3
- 尿崩症
- 尿崩症は、下垂体後葉からの抗利尿ホルモン(バソプレシン)の欠乏によって、腎臓の水分再吸収機能が低下し、多尿や多飲、口渇などが起こる。
- 褐色細胞腫
- 褐色細胞腫は、副腎髄質からカテコールアミンが過剰に分泌され、高血圧、頭痛、動悸、発汗、体重減少などがみられる。
- 甲状腺機能低下症
- 甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌低下によって起こり、倦怠感や気力低下、低体温、発汗減少、便秘、脱毛、皮膚乾燥、粘液水腫などがみられる。
- Cushing(クッシング)症候群
- クッシング症候群は、コルチゾールの分泌過剰によって起こる。症状には、中心性肥満、満月様顔貌、高血圧、月経異常、皮膚萎縮、皮膚線条、多毛、骨粗鬆症、糖尿病、易感染性などがある。