第104回午後問題83
下垂体ホルモンの分泌低下により生じるのはどれか。2つ選べ。
- 性早熟症
- 低身長症
- 先端巨大症
- Sheehan(シーハン)症候群
- Cushing(クッシング)症候群
正解 2,4
- 性早熟症
- 性早熟症は、下垂体前葉から分泌されるゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)の分泌過剰によって生じる。
- 低身長症
- 低身長症は、下垂体前葉から分泌される成長ホルモンの分泌低下によって生じる。
- 先端巨大症
- 先端巨大症は、成長ホルモンの分泌過剰によって生じる。
- Sheehan(シーハン)症候群
- シーハン症候群は、出産時の大量出血によって下垂体前葉に梗塞・壊死が生じ、下垂体の機能が低下する疾患である。無月経、乳汁の分泌低下、陰毛・腋毛の脱落、全身倦怠感などの症状がみられる。
- Cushing(クッシング)症候群
- クッシング症候群は、コルチゾールの分泌過剰によって生じる。