第104回午前問題22
血中濃度を確認する必要性が最も高い医薬品はどれか。
- アスピリン
- フロセミド
- テオフィリン
- インドメタシン
正解 3
- アスピリン
- アスピリンには抗血小板作用があり、使用時には出血傾向に注意する。
- フロセミド
- フロセミドはループ利尿薬であり、使用時には脱水や血圧低下に注意する。また、カリウムやナトリウムの再吸収が阻害されるため、低カリウム血症や低ナトリウム血症の副作用がある。
- テオフィリン
- テオフィリンには、気管支拡張作用や抗炎症作用があり、気管支喘息発作や気管支炎の治療に用いられる。テオフィリンは有効血中濃度域が狭く、血中濃度が上昇すると不整脈や痙攣などの中毒症状が起こるため、定期的に血中濃度を確認する必要がある。
- インドメタシン
- インドメタシンには、鎮痛、解熱、抗炎症作用がある。長期間の使用によって胃腸出血や消化性潰瘍などが生じることがある。