第104回午後問題119

次の文を読み118~120の問いに答えよ。
Aさん(37歳、女性)は、アジアの出身で1か月前に日本人の夫(40歳)と娘(12歳)とともに日本に移住した。母国語以外に簡単な言葉であれば日本語と英語は理解できる。Aさんは、胸のしこりに気付き1週前に受診し、検査の結果、乳癌と診断された。今後の治療について説明を受けるため外来を受診する予定である。夫から「仕事が忙しく説明に立ち会えない。妻は日本語が上手く話せないがどうしたらいいですか」と電話があった。

術前に、術後のAさんの苦痛の程度を確認する方法について説明をすることになった。苦痛の程度を確認する方法として最も適切なのはどれか。

  1. 日本語を覚えてもらう。
  2. 母国語と日本語の対応表を準備する。
  3. ナースコールの利用方法を説明する。
  4. まばたきをしてもらうことを説明する。

正解 2

  1. 日本語を覚えてもらう。
    • 短時間で日本語を覚えるのは困難である。
  2. 母国語と日本語の対応表を準備する。
    • 母国語と日本語の対応表によって苦痛の程度を確認するのは適切である。
  3. ナースコールの利用方法を説明する。
    • ナースコールでは苦痛の程度を確認できない。
  4. まばたきをしてもらうことを説明する。
    • 会話は可能であり、まばたきでのコミュニケーションは必要ない。
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