第104回午前問題57
Aさん(75歳、女性)は、自立した生活を送っている。尿失禁があるため、尿失禁用パッドを使用している。大腿内側部と外陰部の掻痒感を訴え、皮膚科を受診し、外陰部掻痒症と診断された。このときの指導内容で適切なのはどれか。
- 水分摂取を控える。
- 間欠的自己導尿を行う。
- 尿失禁用パッドの交換頻度を増やす。
- 掻痒感のある部位をアルコール綿で清拭する。
正解 3
- 水分摂取を控える。
- 脱水症の原因となるため、水分摂取を控えるのは不適切である。
- 間欠的自己導尿を行う。
- 間欠的自己導尿は排尿障害がある場合に行う。尿失禁では行わない。
- 尿失禁用パッドの交換頻度を増やす。
- 外陰部掻痒症は、尿失禁が原因であると考えられるため、尿失禁用パッドの交換頻度を増やして外陰部を清潔に保つ。
- 掻痒感のある部位をアルコール綿で清拭する。
- アルコールは刺激が強いため、不適切である。