第104回午前問題85
多発性硬化症で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 脱髄病変が多発する。
- 髄液中のIgGは低下する。
- 視力低下は網脈絡膜炎による。
- MRIは病変の検出に有用である。
- 末梢神経が障害されることが多い。
正解 1,4
- 脱髄病変が多発する。
- 多発性硬化症は、中枢性脱髄疾患で、脳や脊髄、視神経などに病変が起こる。
- 髄液中のIgGは低下する。
- 多発性硬化症では、炎症反応によって、髄液中のIgGは増加する。
- 視力低下は網脈絡膜炎による。
- 多発性硬化症では、視神経炎による視力の低下がみられる。
- MRIは病変の検出に有用である。
- MRIは多発性硬化症の病巣を検出するのに有用である。
- 末梢神経が障害されることが多い。
- 多発性硬化症では、中枢神経が障害される。