第105回午後問題15
貧血の診断に用いられるのはどれか。
- 血糖値
- 尿酸値
- C反応性蛋白値
- ヘモグロビン濃度
正解 4
- 血糖値
- 血糖値は、血液内のグルコース(ブドウ糖)の濃度である。糖尿病の診断に用いられる。
- 尿酸値
- 尿酸値は、プリン体が分解されてできた尿酸の血中濃度である。痛風の診断に用いられる。
- C反応性蛋白値
- C反応性蛋白は、炎症反応や組織細胞の破壊が生じているときに血中に増加する蛋白質であり、炎症マーカーとして用いられる。
- ヘモグロビン濃度
- 貧血の診断には、ヘモグロビン濃度やヘマトクリット値が用いられる。ヘモグロビン濃度が血液1dL中に男性で14g未満、女性で12g未満、高齢者で11g未満が貧血の診断の目安となる。