第105回午後問題51
Aさん(75歳、女性)は、終末期のがんの夫を自宅で介護している。Aさんと夫は自宅での看取りを希望している。Aさんへのケアで最も適切なのはどれか。
- 臨死期に起こる身体徴候について説明しておく。
- 自宅で看取る意思が揺らぐことがないように支援する。
- 配偶者を亡くした家族の会への参加を生前から勧める。
- 夫が元気だったころの思い出を話題にしないように勧める。
正解 1
- 臨死期に起こる身体徴候について説明しておく。
- 不安を軽減させるため、臨死期に起こる身体徴候についてあらかじめ説明しておき、精神的な準備をしてもらう。
- 自宅で看取る意思が揺らぐことがないように支援する。
- 自宅で看取る意思が揺らぐことがないよう支援するのではなく、療養者や家族が不安を感じた時に支援することが大切である。
- 配偶者を亡くした家族の会への参加を生前から勧める。
- 生前から家族の会への参加を勧めるのは不適切である。
- 夫が元気だったころの思い出を話題にしないように勧める。
- 思い出話をすることはグリーフケアとなる。