第105回午前問題18

骨盤底筋訓練が最も有効なのはどれか。

  1. 溢流性尿失禁
  2. 切迫性尿失禁
  3. 反射性尿失禁
  4. 腹圧性尿失禁

正解 4

  1. 溢流性尿失禁
    • 溢流性尿失禁は、慢性尿閉によって尿が膀胱に溜まり、膀胱内圧が上昇して尿が漏れ出してしまうものである。前立腺肥大症や神経因性膀胱などが原因となる。
  2. 切迫性尿失禁
    • 切迫性尿失禁は、膀胱が過敏な状態で、強い尿意が急に起こり、我慢できずに尿が漏れてしまうものである。脳卒中や脊髄炎などの中枢神経疾患、膀胱炎や前立腺肥大症などの泌尿器系疾患が原因となる。
  3. 反射性尿失禁
    • 反射性尿失禁は、脊髄損傷などの中枢神経疾患によって、膀胱に尿が溜まっても、尿意を感じたり排尿をコントロールできずに、尿失禁が生じるものである。
  4. 腹圧性尿失禁
    • 腹圧性尿失禁は、骨盤底筋や尿道括約筋の低下により、努責やくしゃみなどの腹圧に耐えられずに尿失禁が生じるものであり、骨盤底筋訓練が有効である。
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