第105回午前問題52
Aさん(102歳、女性)は、重度の廃用症候群のために5年前から発語が少なく体を動かすことができない。誤嚥性肺炎で入退院を繰り返し、終末期である。同居している家族は積極的な治療をしないことを希望し、自宅でAさんを看取ることを決めた。Aさんの家族への退院時の指導で最も適切なのはどれか。
- 「24時間付き添ってあげましょう」
- 「おむつの重さで尿量を測定しましょう」
- 「苦しそうになったら救急車を呼びましょう」
- 「Aさんが食べたければ食べさせてあげましょう」
正解 4
- 「24時間付き添ってあげましょう」
- 24時間付き添うことは困難であり、適切ではない。
- 「おむつの重さで尿量を測定しましょう」
- 家族は積極的な治療をしないことを希望しており、尿量を測定する必要はない。
- 「苦しそうになったら救急車を呼びましょう」
- 家族は積極的な治療をしないことを希望しており、救急車を呼ぶことは希望と異なる。
- 「Aさんが食べたければ食べさせてあげましょう」
- 本人の希望に沿うことが最優先であり、最も適切である。