第105回午前問題89

児の免疫に関する説明で正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 胎児期は胎盤を通じて母体からIgGを受け取る。
  2. 出生後は母乳からIgMを受け取る。
  3. 生後3か月ころに免疫グロブリンが最も少なくなる。
  4. 1歳ころから抗体の産生が盛んになる。
  5. 3歳ころにIgAが成人と同じレベルに達する。

正解 1,3

  1. 胎児期は胎盤を通じて母体からIgGを受け取る。
    • IgGは胎盤通過性があり、胎児期は胎盤を通じて母体から多量のIgGを受け取る。
  2. 出生後は母乳からIgMを受け取る。
    • 母乳には分泌型IgAが多く含まれている。
  3. 生後3か月ころに免疫グロブリンが最も少なくなる。
    • 母体由来のIgGが減少し、児自身の産生も少ないため、生後3か月頃に免疫グロブリンが最も少なくなる。
  4. 1歳ころから抗体の産生が盛んになる。
    • 抗体の産生は出生時から盛んになる。
  5. 3歳ころにIgAが成人と同じレベルに達する。
    • IgAは15~18歳頃に成人と同じレベルに達する。
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